志英の独り琴 2011年2012年1-2 3-4 5-6 7-8 9-10 11-122013年
2012.10.29 大学の歯学部で学ぶ彼女は言います。
     「勉強が大変です。今思うとなぜ歯学部を選んだか分か
     りません」
     不器用な彼女にとって実習が相当辛いのでしょう。
     「あと1年で卒業です。石にかじりついてでも卒業はして
     ください。どちらかというと、貴女は教えたり研究した
     りする方が向いていると思いますが。特別な仕事に就く
     には、心の中に人の役に立ちたいと思う気持ちがないと
     何をしても辛く感じるものです。名誉が欲しい、楽して
     大金を得たい、良い人と結婚するためには有名大学を出
     なくては、と考えているようでは長続きしませんよ」
     指摘した中に思い当たる節があったのでしょうか。目に
     は涙が潤んでいました。
     「ご自分で決めた道です。まずは卒業まで頑張ってみま
     しょう」と約束してお帰りになりました。
      来年の春には「卒業しました」と、きっと笑顔で報告
     をいただけることでしょう。



2012.10.22 30代と思われるOL3人が喫茶店で新入社員のことをし
     きりに話していました。「普通だったらこうするよね」
     「そうそう、私だったらそうする」
      それを耳にして以前、転職先でストレスのために若ハ
     ゲになった20代の女性から相談を受けた時のことを想い
     出しました。そこは40代の独身女性ばかりで、曰く「急
     にご機嫌が悪くなるので気を遣う」「何を怒っているの
     かさっぱり分からない」」のだそうです。その答が女性
     達の言葉にありました。
      要は顔を突き合わせて話すことが苦手なのです。今は
     相手と対面しなくてもメールや携帯で簡単にコミュニケ
     ーションできる時代です。大抵のことはそれで済んでし
     まいます。それ故に相手が何を考えているのか、接して
     みて立場を理解することが益々重要になって来ます。
      近い将来、人間関係を学び、良くする「塾」などが大
     いに流行る時代が来そうですね。



2012.10.15 20代後半の彼女は、水商売を広げたいからと女扱いの
     上手い男に好きなように扱われて、散々貢がされてきま
     した。別れようと何度も考えましたが、なかなか縁が切
     れず、いつも泣き顔で相談にみえていました。
      その彼女が久しぶりに,まるで別人のような明るい表
     情でおみえになりました。新しい彼ができたそうで照れ
     笑いしながら報告をいただきました。
     「何であんな男に狂っていたのか分かりません。麻薬に
     溺れていたみたい。この何年か心の支えになって貰って
     ありがとうございました」
      夢追人は一見活動的で魅力的に見えますが、現実味の
     ない事も言うものです。その夢に引っ掛かってしまう女
     性が多いのですが、彼女もその一人でした。しかし、生
     きることの本質を理解して自分の力で試練を乗り越えま
     した。
      人間は弱いものですが、一つ一つ経験を重ねて強くな
     って、幸せを掴んでいってくれることでしょう。



2012.10. 8 若くして海外に出て現地の実業家と結婚した彼女は今
     50歳になりますが、この幾年かは日本で暮らしていま
     す。ご子息達は皆超エリートで、それぞれ立派な職業に
     就いて社会に貢献しています。
     「生まれた国が違うとこんなに考え方が違うものなの
     か」、若い時はそれ程意識しなかったのですが、年齢が
     進むにつれて迷うようになりました。
      しかし「夫婦でも普段は少し距離を置いて暮らして、
     時々会う」という決断をしてからは上手くいくようにな
     りました。幸い、面倒見が良く気の合う姉が独り暮らし
     をしていて、一緒に住むことになりました。
      傍にいれば喧嘩ばかりでしたが、離れてみてお互いを
     深く理解するようになりました。夫もあまり無理が利か
     なくなり、ビジネスは若い片腕に任せるようになりまし
     た。
      子供が立派に自立して、経済的にも困らない、国際結
     婚の成功例と言えるでしょうね。



2012.10. 1  50歳を過ぎた彼は家庭の理由で独身を通してきました
     が、2年前に事実婚をしました。相手は50歳少しの素敵な
     キャリアウーマン。しかし、束縛されはしないかと入籍
     はためらって来ました。
      一方の彼女には可愛い娘さんがみえますが、幼少期に
     ご主人を亡くし、子供を育てるため今日まで一生懸命頑
     張って働いて来ました。精神的にも経済的にも立派に自
     立して、彼とは全く対等の間柄です。
     「入籍して娘さんの父親になって次の世代を育てること
     はとても大切なことです。家庭の経済は二人で話し合っ
     て、これからの長い老後のことも考えましょう」
    「今まで深く考えたこともなく、勉強になりました」
    「きっと上手くいきますよ」と、そっと背中を押して差し
     上げました。
      二人とも性格が良いうえに相性も大変良いのです。
     きっと良い家庭を築かれることでしょう。



2012. 9.24 「死にたい」。目を二重に整形した彼女は誰にも相談で
     きず悩んでいます。縫った部分の血液の循環が悪く、上
     瞼がきちんとふさがらないのです。その上目が乾いてど
     うしようもありません。お風呂に入った時だけは少し楽
     になりますが、神経が集中できずいらいらして本当に辛
     いのです。
      私の知り合いのお医者様に相談したところ、元に戻し
     た方が良いのではという結論になりましたが、それにも
     大変な技術が要ることが判りました。
      吉方位と良い時期を選んで差し上げましたが、ご自身
     でお医者さんを回り何度も足を運んで信頼できると確信
     したお医者さんに決めることをお勧めしました。
      ところで似たような話ですが、何年も前からつけまつ
     毛を付ける女性が随分多くなりました。目がパッチリし
     て魅力的に見えますが、手を掛けすぎて周りを傷めるこ
     とのないように注意しましょう。
      まつげは根元付近に神経が集中していて、ごみやほこ
     りが付くと目を閉じさせて目を守るという大切な役割が
     あるからです。必要な時だけつけることをお勧めします。



2012. 9.17 私の女友達は大の猫好き。特に野良猫が好きです。離
     婚した時も長年飼い慣らした猫を連れて戻りました。引
     っ掻かれながらも一緒に暮らしたその猫が死んで、今度
     は知り合いが飼い始めた二匹のうち一匹を引き取ること
     になりました。
     「人が飼っていた野良猫なんて。せめておとなしい方が
     いいよ」
     「顔が良くて強そうな方が好き。こっちに決めた。名前
     を付けてちょうだい」
     人間でいうと「壺振りの’おりゅう’さん」のようでカ
     ッコいいのです。
     「’おりゅう’に決めた」
     「気性は相当荒いよ」
     「大丈夫、手懐ける」
      ところが部屋の中に放した途端、シャーッいう声をあ
     げてすごい勢いで飛び掛って来て、一瞬のうちに腕を引
     っ掻かれてしまいました。
      話はその場で破談となりましたが、猫も外見だけで選
     ぶと酷い目に遭うのですね。



2012. 9.10 彼女は容姿端麗なうえに聡明な方です。50を超えてい
     るとはとても思えません。それため若い頃から男性にほ
     っておかれるタイプではなく、それなりに自負もありま
     した。
      ご主人は誠実な方でお子さんもいますが、そんな想い
     が満たされず長い間妻子ある男性と不倫関係にありまし
     た。
      ところが、ある事を境に相手と不仲になってしまいつ
     いには「ババア、いつまで気取っているんだ」とまで言
     われました。長い間密かに愛し続けた相手から酷い仕打
     ちをされて、愛と悲しみと憎しみが入り混じる複雑な気
     持ちになり食事も喉に通りません。
     …こんな綺麗な人も歳を重ねると男性から見ればババア
     なの? いや、美しい故に年取るとそう思われるのかも
     知れない…
     「ご主人は貴女の美しさに関心がないのではなく、人生
     の大切なパートナーとして見ているのですよ」
      彼女は少し目が覚めたようです。



2012. 9. 3 もうすぐ50代を迎える彼女は独身のキャリアウーマ
     ン。どんなに仕事が辛くても頑張って乗り越えて来まし
     た。一見気丈に見えますが、実はかなりの甘えん坊で人
     を直ぐ好きになってします。若い時はもてなかったので
     すが、ここに来て急にモテ期に入りました。なぜか結婚
     に失敗したり独身を貫いて来た男性にはとても魅力的に
     見えるようです。
     「独身の女性に分からないかもしれませんが、別居状態
     や子供の問題がある人も多いと思います。きちっとケジ
     メを付けた人でないと後々面倒になりますよ。それは約
     束してくださいね」
     「曖昧のほうがいいと思っていたけれど、やっぱりそう
     なんだ。相談して良かった」
      かねてから良い相手を探していた彼女です。相応しい
     人に巡り会えて幸せになってほしいと願っています。



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2010. 1. 11 恋愛の末、結婚にゴールインすることは本当に幸せ