志英の独り琴 2013年2014年1-2 3-4 5-6 7-8 9-10 11-122015年 
2014.10.31  病院で働く40代後半の彼女はいつも診察にみえる年配の
     患者さんに、「○○さん、これを」と薬のことで話そうと
     したら、ひと回り年下の看護師さんから、他人に聞こえる
     ような声で「名前で呼んではいけない」と冷たく注意され
     たそうです。
     「個人情報を知らせてはいけないので、名前で呼んではい
     けないのよ」
     「えっ、お年の方だし、いつも名前で呼んでいたのに」
     そういえば、私が年に数回通院している病院でもある時か
     ら番号で呼ばれるようになりました。個人情報の保護が叫
     ばれるようになってから10年近く経ちますが、こんな所へ
     も波及して来るのですね。
      ところで私事ですが、先日この「個人情報」という言葉
     を思わぬ場面で耳にしました。隣の空き家になっている古
     家の窓や雨といが台風で壊れかけたので、雨の中応急処置
     をしました。
      翌日、近所の方から知らせを受けたのか、持ち主の方が
     様子を見にみえましたので、「今後のためにも電話番号を
     教えてください」と申し上げたら、「個人情報だから教え
     られません。△△さんから電話して貰ってください」と素
     っ気ない返事でした。
      親切心から申し上げたのに、別の言い方もありそうなも
     のです。こういう人も珍しいですね。



2014.10.30 50代半ばの彼女は名古屋近郊の町で暮らす専業主婦でし
     たが、離婚して今は実家に戻っています。親は80代半ばな
     ので、自分が働いて収入を得なければなりません。
      先日もある和食外食チェーンの接客業の面接を受けまし
     たが、50歳以上で経験がないため断られました。「裏方の
     仕事なら良い」という余計な一言にくやしくて腹が立った
     そうです。
     「交通費が出て1日7時間、表に出る仕事」が希望ですが
     簡単に見つかるものではありません。世間を知らなさ過ぎ
     るように思います。
     「近所のスーパーなどはどうですか」
     「車に乗れません」
     「仕事はしたことはないのですか」
     「コンビニで働いたけど、年が同じくらいの同僚が『覚え
     が悪い』と親切に教えてくれなかったので、キレて辞めま
     した」
     「まず、出来る仕事からやってみることですね」
      己を知るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。



2014.10.13 「結婚の相談をしたい。彼を志英さんに会わせたい」。40代
     に入った公務員の彼女から予約が入りました。 
      話によると、職場恋愛で、彼が付き合って欲しいと交際を
     申し込んで来たそうです。まだ若いのに、早速彼女を両親に
     会わせました。彼の両親は彼女がかなり年上のため躊躇しま
     したが、渋々OKしました。
      年の差婚という後ろめたさから、彼女は「結婚」という形
     を取らなくても構わないと考えて私に相談したかったのです。
     両親はそれを聞いて「結婚は紙切れ一枚ではない」と結婚を
     強く勧めたそうです。私も「周りに気兼ねせずに正々堂々と
     結婚したら」と後押ししました。それで、やっと決心がつき
     ました。
      「相談して良かった」
     彼女とは10年以上の長い付き合いです。
     「色々あったけど、やっと巡り会えた」「良かったね」
     帰り際、「彼女を大切にします」と言う彼の言葉が本当に爽
     やかで印象的でした。



2014. 9.27 アスペルガーの彼女が待ちに待ったカウンセリングの日が
     近づきました。毎回事前に沢山の枚数のファックスが流れて
     来ます。子供の躾・教育のこと、義父母との付き合い方のこ
     と、そんな相談事が長々と綴られています。「先生、着きま
     したか?」
      思えば何年か前、突然電話が入って私と知り合うこととな
     り、以来年に何回かカウンセリングを続けてきました。途中
     から、日課として毎日あった事、思うことを書き留めておく
     ように、と言いました。それを基に毎回相談事が送られてき
     ます。決して事務的な文章ではありません。読み返すことも
     多いのですが、思いは十分伝わってきます。
      彼女は私と話したくて話したくて仕方がないのです。色々
     なことを話して、答えを聞いて、納得して、それで前に進め
     ます。初めの頃と比べると随分変わってきました。学んで克
     服していこうという気持ちが尊いのです。
      サポートが付いていれば「人間は強く生きられる」と思い
     ました。




         ←← Homeへ ← 戻る PageTopへ↑  

2010. 1. 11 恋愛の末、結婚にゴールインすることは本当に幸せ